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サントリーホールに生まれて初めて行って、大植英次指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団のブルックナー7番を聞いてきました。 やっぱ、ナマはええなぁ…。。 バイオリンの音が柔らかい。シルクの布みたい。柔らかくてなめらかな音に少しずつ、金色でぴかぴかの管楽器から出てくる咆こうが重なり始めると同時に、その重さを感じた弦がぐっと張るように力強さを増していく。 ffに向かって盛り上がる場面では、オーケストラの重層さがよくわかる。指揮者がひとつひとつの音を慎重に重ねながら、響きを紡いでいく感じ。大植氏はバイロイトを振ったことで有名だけど、うわさ通り熱い指揮を見せてくれた。燃えてる感じが客席まで伝わってきて、なんかうれしくなった。一生懸命な人を見てるのは気持ちいい。ちなみに、ヴィオラのお兄さんもffで左足が浮いちゃうくらい頑張ってた。 大フィルはそのものはちょっと管楽器が痛かったけど、ふと気付いてあわてて申し込んだだけだったので、大収穫。 「音楽とは経験である」。かのフルトヴェングラー大先生のお言葉である。今や珍しい言葉ではなくなってしまったけど、名言だ。もっともっと、経験したくなった。
by watchdogs
| 2006-02-15 23:23
| no music,still alive
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